日帰り大腸ポリープ手術について

大腸ポリープは放置すると更に大きくなる傾向があり、その過程で出血したり、がん化する可能性があります。そのためポリープを切除する必要があります。
当院では、大腸内視鏡検査でポリープが確認され、病理組織検査でがんではなく腺腫である報告を得てから、ポリープ切除予約をしていただいております。
大腸ポリープ内視鏡切除について
ポリープ切除は、内視鏡的手術(ポリペクトミー・粘膜切除術)で行われるため、事前に全身状態の管理が必要となります。
血液検査・心電図・胸部X線検査等で異常のない事を確認し、予約させていただいております。
事前の準備は大腸内視鏡検査時とほぼ同じです。
下剤で腸をきれいにし、内視鏡にてポリープを確認の上、その基部にスネアをかけ、高周波焼灼・切除によりポリープを脱落させます。切除に際しては、痛みや苦痛は伴いません。
切除後は出血しないように止血剤の点滴を行い、2~3時間ほど安静にし出血のないことを確認し、帰宅してもらっております。
当院では、35年以上前より行っており、ほぼ安全な方法として確立しております。
しかし、手術であるために出血や偶発症の危険性が無いわけではありませんので、術後の偶発症防止のための注意事項等を詳しく説明し、同意書をいただいております。