9月1日は『大腸がん検診の日』
毎年9月は「がん征圧月間」です。
そして、その初日である9月1日は「大腸がん検診の日」と認定されています。
大腸がんは早期発見・早期治療で95%以上の人が治ると言われていますが、がんによる死亡者数では、大腸がんが男性第2位、女性第1位となっています。
この背景には、早期発見につながる大腸がん検診の受診率が、低迷しているという現状があります。
今回は、「大腸がん」と「大腸がん検診」についてお伝えします。
大腸がん

大腸は、消化の最終段階を担う場所で、便を作る働きをしており、約1.5mの長さがあります。大腸がんは、日本人に多いがんの第1位で、男女問わず増加傾向です。大腸がんの約70%が、便の貯留時間が長い、S状結腸と直腸に発生しています。
大腸がんは、他の部位にできるがんと比べて進行が遅く、早期に見つけて治療することで、治る可能性の高いがんと言われています。
大腸がんの症状
初期の大腸がんは、ほとんど自覚症状がありません。
がんが進行するにつれて、出血したり、腫瘍が大きくなって腸が狭くなり、以下のような症状が現れます。
- 便に血や粘液が混じる、下血する
- 便秘や下痢を繰り返す
- 便が細くなった、残便感がある
- 貧血症状がある
出血があっても、痔と勘違いして発見が遅れてしまうことがあります。これらの症状があったら、早めに病院を受診しましょう。
大腸がんの原因
生活習慣に関わる大腸がんのリスク要因として、運動不足、肉中心の食生活、肥満、飲酒などがあります。また、食の欧米化などの生活習慣の変化から、大腸がんは今後も増加すると考えられています。
潰瘍性大腸炎や、家族に大腸がんの人がいることも、大腸がんのリスク要因です。
大腸がんを早期に発見するためには、大腸がん検診(便潜血検査)や、大腸内視鏡検査を受けることが大切です。
大腸がん検診
名古屋市では、40歳以上の方を対象に、ワンコインで大腸がん検診を行っています。
対象者:名古屋市内にお住いの40歳以上の方で、
お勤め先等で大腸がん検診を受ける機会がない方
受診回数:1年度に1回
検診内容:問診と便潜血検査(2日分)
費用:自己負担金500円
※40歳、45歳、50歳、55歳、60歳の方は無料クーポンが市から届きます。
※自己負担金の免除制度があります。詳しくは、名古屋市ホームページをご確認ください。
要精密検査(陽性)だったら?

便潜血検査で陽性が出た場合、症状の有無に関わらず、精密検査(大腸カメラ)を受けることを推奨します。
「痔の出血のせいだろう」、「去年大腸カメラをうけて大丈夫だったから…」と、放置してしまうと、がんの早期発見の機会を逃してしまうかもしれません。
精検不要(陰性)だったら?

陰性であれば大腸がんの可能性は高くありませんので、次の年度にがん検診を受けてください。ただし、血便や便通異常、貧血症状などがあらわれた場合は、次回の検診を待つのではなく、病院を受診してください。
残念ながら、大腸がん検診の精度は100%ではありません。確率として高くはありませんが、「偽陰性」といって、大腸がんがある(陽性が出るはず)にも関わらず、結果が陰性となってしまうケースが一定数存在します。
これは、大腸がんはいつも出血しているわけではないということと、出血していても採取した便に血液が混じらない可能性があることが原因です。
そのため、大腸がんのリスクをより高い精度で判断したい場合は、大腸カメラをお勧めします。
定期的な検査を継続することが、健康を守るためには重要です。大腸カメラは少しハードルが高いという方も、便潜血検査は気軽に受けていただけると思いますので、ぜひ大腸がん検診を毎年受けてくださいね。
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