花粉症対策は先手必勝!腸内環境がカギ
2月に入り、暦の上では「立春」を迎えましたが、まだまだ寒い日が続いていますね。
この時期に増えてくるのが「花粉症」についての相談です。
花粉症は症状が強くなる前からの対策が重要で、「腸内環境」がキーワードになってきます。
免疫の要である腸を整えることは、花粉症対策につながります。
今回は、今から始めてほしい「先手必勝の花粉症対策」についてお伝えします。
花粉症は「免疫の過剰反応」
愛知県では、例年2月上旬から中旬にはスギ花粉が飛び始めます。
花粉症は、本来は体に害のない花粉のことを、体の免疫システムが「敵だ!」と勘違いして攻撃してしまう免疫の過剰反応です。
実は、体の免疫細胞のうち約70%は腸に存在しています!そのため、腸内環境が乱れて免疫のバランスが崩れると、腸の勘違い(過剰反応)が起きやすくなってしまいます。
腸内環境を整えることは、免疫の暴走をなだめることにつながるのです。
その不調、花粉症のせいかも?
花粉症といえば、代表的な症状はくしゃみ・鼻水・目のかゆみですが、実は症状はそれだけではありません。以下のような多様な症状が、QOL(生活の質)を大きく下げてしまうかもしれません。

- 肌荒れ:冬の乾燥でバリア機能が弱まった肌に花粉が付着すると、免疫が過剰に反応し、赤みやヒリヒリ感を引き起こします。特に皮膚の薄い、まぶたや頬、首周りに出やすいのが特徴です。「いつもの化粧水が染みる」「顔が痒い」という方は、花粉の影響かもしれません。
- 倦怠感・集中力の低下:夜間の鼻詰まりが、睡眠の質の低下につながる可能性があります。その結果、集中力の低下や、頭が重い、体がだるいといった不調が現れることも。また、アレルギー反応そのものによる炎症も、疲れやすさの一因と考えられています。
- お腹の不調:腸は免疫や自律神経と深く関わっているため、花粉症の影響を受けやすい臓器の一つです。花粉症によるストレスや体調の変化は、自律神経を乱し、下痢や腹痛を引き起こすことがあります。
花粉症のお薬が逆効果になる場合も…
花粉症の治療によく使われる抗ヒスタミン薬の中には、強い眠気や、口渇、胃もたれ、便秘といった副作用を起こしやすいものもあります。
こういった症状が気になる方は、薬の種類や飲み方について医師に相談することが大切です。
先手必勝の花粉症対策
花粉症対策は、「花粉を避けること」「症状を抑えること」「花粉に負けない体を作ること」の3つが基本です。

① 花粉をできるだけ避ける
花粉症対策の第一歩は、体に入る花粉量を減らすことです。
- 外出時はマスク・メガネを着用する
- 帰宅後は衣類についた花粉を払い、手洗い・うがい・洗顔で洗い流す
- 洗濯物は室内干しを選ぶ
- 換気の際はレースカーテンを閉めて、室内に入る花粉をカット
② 薬を上手に使う
花粉症の症状がつらい場合は、抗ヒスタミン薬や点鼻薬、点眼薬などの治療が有効です。
副作用が出ることもあるため、生活スタイルに合った薬を選ぶことが大切です。
③ 花粉に負けない体づくり
体全体のコンディションを整えることは症状の緩和につながります。ストレスをためすぎない、規則正しい生活を心がける、そして、免疫の要である「腸」を整えることが大切です。
《腸内環境を整えるために》
- 発酵食品を取り入れる:納豆、味噌、ヨーグルト、甘酒などの発酵食品は、腸内の善玉菌を増やしてくれます。毎日少しずつ摂りましょう。
- 善玉菌を育てる:善玉菌のエサとなる食物繊維(野菜、海藻、きのこ等)やオリゴ糖を一緒に摂ることで、腸内の免疫チームが活性化します。
- 「冷え」は腸の天敵:お腹が冷えると腸の動きが鈍り、免疫力が低下してしまいます。冷たい飲み物を避け、温かいスープや根菜類で「内臓温度」を上げましょう。
花粉症は、お薬による治療だけでなく、日々の生活の工夫が対策の土台となります。生活のポイントや腸内環境ケアなど、今回の内容をぜひ参考にしていただいて、できるところから始めてみてください。
花粉症は日常生活の質を大きく下げる原因になります。
2月は、花粉症対策を始めるちょうどよいタイミングです。本格的な春を快適に迎えるために、今から一緒に準備を始めませんか?
症状が軽いうちに対策を始めることで、重症化を防ぎやすくなります。
症状がつらい場合や、薬が合わない場合は、「たかが花粉症」と放置せず、当院へご相談ください。
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